うつ病 セルフケア

うつ病などメンタル系の漢方薬の副作用(下痢・かゆみ・むくみ)

2020年3月26日

うつ病などでメンタル系の漢方薬を用いたいとお考えの方は、

ご自身の使用したい漢方薬にどのような副作用があるのか知っておく事も大切です。

 

今回は、メンタル系の6種類の漢方薬の副作用について、

また、漢方薬を用いる際の注意点についてもご紹介します。

漢方薬にも副作用はある!下痢・かゆみ・むくみなどに注意

漢方薬にも副作用はある!下痢・かゆみ・むくみなどに注意

漢方薬には「効き目が穏やかで副作用が少ない」というイメージがありませんか?

中には「漢方薬には副作用はない」と思われている方もいるようですね。

 

たしかに、漢方薬は西洋薬に比べて副作用が少ないと言われていますが、

漢方薬にも副作用は存在しているんですよ。

 

漢方薬の使用で現れやすい副作用

過敏症状「かゆみ、むくみ、発疹、発赤、じんましん」など

胃腸症状「胃の不快感、食欲不振、下痢、腹痛」など

自律神経症「不眠、発汗、動悸」など

 

薬の飲み合わせによって副作用が現れる場合もあるため、

他の薬を飲まれている方は、事前に必ずお医者さんに伝えておきましょう。

 

また、ごくたまにですが、肝機能障害や心不全などの重い副作用が現れる可能性もあるようです。

その場合は使用を中止し、すぐにお医者さんや薬剤師の方に相談してくださいね。

下記に重い副作用の症状を記載していますので、参考になさって下さい。

 

少しでも「あれ、おかしいかな?」と感じたら、

すぐにお医者さんや薬剤師の方に相談する事をおすすめします。

 

漢方薬の使用を注意した方が良い人

次のような方は、副作用の危険性がが高くなる事があるため、

漢方薬を使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてくださいね。

・妊娠の可能性がある

・妊娠中、授乳中

・持病があって他の薬を使用している

・以前漢方薬を飲んでアレルギー症状が出たことがある。

 

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うつ病などメンタル系の漢方薬の副作用一覧

うつ病などメンタル系の漢方薬の副作用一覧

うつ病など心の病を抱える方がなりやすい症状に有効とされる漢方薬は、次の6種類になるようです。

 

・補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

・加味帰脾湯(かみきひとう)

・抑肝散(よくかんさん)

・加味逍遥散(かみしょうようさん)

・半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

・酸棗仁湯(さんそうにんとう)

 

ご自身がどの漢方薬を飲めばいいのか分からない場合は、コチラより確認できます。

うつ病の治療に用いられる漢方薬の効果効能についてはコチラ

 

これらのメンタル系の漢方薬にも、副作用の症状が現れる場合があります。

 

それではこれから、それぞれの漢方薬の副作用をご紹介します。

下記でご紹介している副作用以外で気になる症状が現れた場合は、

自己判断せずに医師や薬剤師にご相談くださいね。

 

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)の副作用

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)は

「胃腸の働きを高めて、元気をとりもどす」のに使用される漢方薬です。

 

補中益気湯の主な副作用は、次のようになります。

発疹、蕁麻疹、食欲不振、胃部不快感、悪心、下痢、発赤、かゆみなど

 

まれに、下記のような重篤な症状が現れることがあります。

その場合は使用を中止し、すぐに医師の診察を受けてください。

間質性肺炎階段を上ると息切れがする。息苦しい、空咳が出る、発熱など。
肝機能障害黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、全身のだるさ、食欲不振など。
ミオパチー手足に力が入らない、手足のしびれなど。
偽アルドステロン症顔や手足のむくみ、手足のだるさ、しびれ、つっぱり感、尿の増減など。

 

加味帰脾湯(かみきひとう)の副作用

加味帰脾湯(かみきひとう)は

「精神を安定させたい」「不眠症に悩んでいる方向け」の漢方薬です。

 

加味帰脾湯の副作用は、次のようになります。

発疹、蕁麻疹、食欲不振、胃部不快感、悪心、腹痛、下痢、発赤、かゆみなど

 

まれに、下記のような重篤な症状が現れることがあります。

その場合は使用を中止し、すぐに医師の診察を受けてください。

腸間膜静脈硬化症長期服用により、腹痛、下痢、便秘、腹部膨満などを繰り返す。
ミオパチー手足に力が入らない、手足のしびれなど。
偽アルドステロン症顔や手足のむくみ、手足のだるさ、しびれ、つっぱり感、尿の増減など。

 

抑肝散(よくかんさん)の副作用

抑肝散(よくかんさん)は

「怒りっぽくイライラしやすい方」に使用される漢方薬です。

 

抑肝散の副作用は、次のようになります。

発疹、発赤、かゆみ、食欲不振、胃の不快感、吐き気、下痢、眠気、倦怠感など

 

まれに、下記のような重篤な症状が現れることがあります。

その場合は使用を中止し、すぐに医師の診察を受けてください。

間質性肺炎階段を上ると息切れがする。息苦しい、空咳が出る、発熱など。
肝機能障害黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、全身のだるさ、食欲不振など。
ミオパチー手足に力が入らない、手足のしびれなど。
偽アルドステロン症顔や手足のむくみ、手足のだるさ、しびれ、つっぱり感、尿の増減など。
心不全動悸、息切れ、めまいなど。

 

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加味逍遥散(かみしょうようさん)の副作用

加味逍遥散(かみしょうようさん)は

「更年期など女性特有の不調」などに使用される漢方薬です。

 

加味逍遥散の副作用は、次のようになります。

発疹、発赤、かゆみ、食欲不振、胃部不快感、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢など

 

まれに、下記のような重篤な症状が現れることがあります。

その場合は使用を中止し、すぐに医師の診察を受けてください。

腸間膜静脈硬化症長期服用により、腹痛、下痢、便秘、腹部膨満などを繰り返す。
肝機能障害黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、全身のだるさ、食欲不振など。
ミオパチー手足に力が入らない、手足のしびれなど。
偽アルドステロン症顔や手足のむくみ、手足のだるさ、しびれ、つっぱり感、尿の増減など。

 

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)の副作用

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)は

「喉のつかえ感や圧迫感」に使用される漢方薬です。

 

半夏厚朴湯の副作用は、次のようになります。

発疹、発赤、かゆみ、体がだるいなど

 

酸棗仁湯(さんそうにんとう)の副作用

酸棗仁湯(さんそうにんとう)は

「心身が疲れて眠れない方」に使用される漢方薬です。

 

酸棗仁湯の副作用は、次のようになります。

食欲不振、胃部不快感、吐き気、腹痛、下痢など

 

まれに、下記のような重篤な症状が現れることがあります。

その場合は使用を中止し、すぐに医師の診察を受けてください。

ミオパチー手足に力が入らない、手足のしびれなど。
偽アルドステロン症顔や手足のむくみ、手足のだるさ、しびれ、つっぱり感、尿の増減など。

 

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以上、うつ病などメンタル系の漢方薬の副作用についてご紹介しました。

ありがとうございました。

参考:「漢方のツムラ」「クラシエ」

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